カテゴリ:読了( 39 )
■ 重力ピエロ / 伊坂幸太郎
a0078055_19372088.jpg今年5月に映画公開も決まった、伊坂幸太郎の代表作。
連続放火とその現場に残された謎のグラフィティアート。
ひょんな事から謎解きに乗り出すことになった兄弟が辿り着く真実の先に待っているものとは・・・。

取り上げられたテーマは重いものでしたが、泉水と春の兄弟、そして彼らの両親とのやり取りが
ウイットに富んでいる為、テンポ良く読み続けられます。
読了後に不思議な余韻を持たせてくれた作品でした。
 
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by mudaashi | 2009-02-08 19:36 | 読了
■ ジェネラル・ルージュの凱旋(下) / 海堂尊
a0078055_4383957.jpgベストセラー「チーム・バチスタの栄光」の田口・白鳥コンビの活躍を描く、シリーズ第3弾。
シリーズ第2弾「ナイチンゲールの沈黙」と同じ時系列で、緊急医療の最前線で奮闘する
孤高の男の姿を通し、医療の理想と現実をも突きつけるエンターテインメント作品。
 
上下巻合わせても、怒涛の一気読みでした。
突き詰めていくと「これってミステリーなんでしょうか?」と思わせる一冊ではありますが、
それは置いておきましてもなかなか楽しませてもらえたと感じてます。
まぁ、今回も割かし白鳥「論理怪獣」圭輔の出番は少なめですが、今回は元同胞、弁護士
キラーとして要所は押さえた立ち回りを見せます。
僕としては初見となります、”氷姫”姫宮の奮闘ぶりも良かったです。
 
3月に公開する映画は前作の「バチスタ~」同様、観に行くつもりはありません。
何故、無理矢理人を殺してミステリーに仕立てる必要があるのでしょう?
 
堺真人さんは、「将軍」より「行燈」の方が適役だと思います
 

 
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by mudaashi | 2009-02-01 18:35 | 読了
■ ジェネラル・ルージュの凱旋(上) / 海堂尊
a0078055_20263265.jpgベストセラー「チーム・バチスタの栄光」の田口・白鳥コンビの活躍を描く、シリーズ第3弾。
シリーズ第2弾「ナイチンゲールの沈黙」と同じ時系列で、緊急医療の最前線で奮闘する
孤高の男の姿を通し、医療の理想と現実をも突きつけるエンターテインメント作品

上巻を読み終えた時点(17章 ジェネラル・ルージュの伝説)での感想は、
「ナイチンゲールの沈黙」に比べると断然出来が良いと思います。
東城大学医学部付属病院の血まみれ将軍の異名を持つ、救命緊急センター部長・速水晃一の
キャラがたっており、彼の強烈な存在感に引っ張られる形で、友人の田口も前作よりは
生き生きして見えます。
今回敵役となる「倫理問題審査委員会(エシックス・コミテイー)」の面々も判り易い
立ち位置で面白いです。

どうしても気になるのは、良くも悪くも「ナイチンゲールの沈黙」の影が落ちているところですかね。
本作のテーマだけで書き上げた方がもっと充実した一冊になると思うのですが・・・。
まぁ下巻にも期待です。
 

 
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by mudaashi | 2009-01-31 20:24 | 読了
■ 覘き小平次/京極夏彦
a0078055_2134275.jpg山東京伝の名作怪談『復讐奇談安積沼』を、京極夏彦が独自の解釈で
再現した、生者が主役の愛憎劇。
第16回山本周五郎賞受賞作品。


もどかしくも狂おしい、夫婦の繋がり。
そこに「運命(さだめ)」か「縁(えにし)」か、幾多の人が集い、惑い、そして命を散らす・・・。



『嗤う伊右衛門』に次ぐ、名作怪談をベースにした京極流人間ドラマ。
死んだように生きる男と、生き乍死んでいるような女が織り成す、刹那と戦慄の物語です。
人の業と心の闇が、凄惨たる結末を引き寄せる中、二人の歪な愛の形が胸に残ります。
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by mudaashi | 2008-11-07 21:01 | 読了
■ 聖女の救済/東野圭吾
a0078055_17382148.jpg物理学の天才、湯川准教授が警察の依頼を受け、難事件のトリックを解き明かす、
探偵ガリレオシリーズの最新刊。 
名作「容疑者Xの献身」に続く長編。

「おそらく君たちは負ける。 僕も勝てない。 これは完全犯罪だ」

今回も読者をグイグイ引き込んでゆくストーリー展開とテンポの良さは健在。
TVドラマから取り込んだ読者層に向けてのサービスも見せる余裕ぶりです。
長編ならではのキャラクター描写と、意表を付いたトリックで読ませますねぇ。
湯川×草薙×内海のキャラクタと関係性は本編で固まったといっても良いでしょう。
私的にはこの感じで良いのではないかと思います。
発売されると同時に売り上げ一、二位に輝く好調ぶりを見せるガリレオシリーズ。
本作は二匹目の泥鰌を狙って、映画化される可能性も高そうです。
 
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by mudaashi | 2008-11-02 17:51 | 読了
■ ガリレオの苦悩/東野圭吾
a0078055_2117579.jpg物理学の天才、湯川准教授が警察の依頼を受け、難事件のトリックを解き明かす、
探偵ガリレオシリーズ最新刊。 5編の短編を収録。

「今回の犯人のことを、僕は心の底から軽蔑している。
 どういうわけで僕に敵愾心を持っているのかは知らないが、
 罪も無い人間を二人も殺し、それによる脅迫効果をゲームのように楽しんでいる犯人を、
 僕は絶対に許さない。 何としてでも見つけだし、罪を償わせてみせる」


先頃放送されたTVのSPドラマの原作にあたる「落下(おち)る」、「操縦(あやつ)る」を含む5編の短編集。
ドラマはかなり脚色が入っていましたので、原作はまた新鮮な感覚で読めました。
流石に、シリーズ自体が少しネタ切れ気味かなと思わせる作品もありましたが、
第5章の「攪乱(みだ)す」で展開する、湯川に私怨を持つ犯人との対決は読み応えがありました。
次にドラマ化されるとすればこの「攪乱(みだ)す」じゃないでしょうか。
でもその際は福山ガリレオが犯人に直接鉄拳制裁を奮いそうで嫌ですけど。
 
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by mudaashi | 2008-10-26 21:15 | 読了
I’m sorry, mama. / 桐野夏生
a0078055_924229.jpg救いようの無い邪悪な女が繰り返す、果て無き悪行と逃亡の物語。

あたしのママは、白い靴。

他人に暴かれた秘密と、自分で手繰り寄せた過去。
堆く詰まれた死体の上で、彼女は全てを知る事になります。
崩壊していくアイデンティティと共に。
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by mudaashi | 2008-09-27 20:38 | 読了
■ やさぐれぱんだとペンギン/山賊
a0078055_14272056.jpg人語を解す ぱんださんと、著者である山賊君が繰り広げる、脱力系漫画の新作です。

既刊(やさぐれぱんだ1、2)が4コマなのに対し今回は初の長編で、新キャラも登場。

”ゆるキャラ”のくせにシニカルな物言い。

相変わらず癖になる面白さです。

「嵌るか、嵌らないか」は、かなり個人差があるとは思いますけど。
 
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by mudaashi | 2008-09-20 14:24 | 読了
■ 忍びの国/和田竜
a0078055_1657696.jpg敵はおろか味方さえも術に絡め取り、伊賀の地侍・百地三太夫らが仕組んだ、「天正・伊賀の乱」。
想い人の機嫌取りに、伊賀一の忍び・無門も戦地を奔走する。
織田軍きっての武者どもの心胆をも寒からしめる、無門の超絶体技。
伊賀と織田、両軍の思惑が入り乱れて繰り広げられる激戦の中、無門の心境に微かな変化が起こり始めて・・・!?

期待を裏切りませんねぇ。
肝はやはり、史実に裏打ちされたストーリー展開。
これあらばこそ、無門が見せる超絶体技も「やり過ぎ」の感を与えません。
今回も登場人物のキャラ立ちはさすがの一言。
お勧めの一冊です。

欲に生きるは人の常。
 
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by mudaashi | 2008-09-07 14:00 | 読了
■ のぼうの城 / 和田 竜 
a0078055_1846306.jpg乱世の時代、石田三成率いる二万の軍勢にたった二千で立ち向かった男がいた。
その男の名は成田長親。
領民から「(でく)のぼう様」と呼ばれながらも泰然としているこの男。
うつけ者か、それとも傑物なのか?


愉快、痛快。
攻める側も守る側も、魅力溢れる人物ばかり。
史実を基にしながらもエンターテイメント性が全開の傑作。
時代小説ビギナーにこそ、是非。
 


早速、次は「忍びの国」を。
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by mudaashi | 2008-08-30 18:41 | 読了