今から遡る事、丁度3年前。
兄・小川洋行シェフと、ソムリエの弟・征司さんが供する料理とサービスに魅了され、度々足を運んでいたお店がこちらです。
しかしその年の10月に、洋行シェフが再修業でイタリアに渡られたのに続き、征司さんも(その翌年だったと記憶してます)お店を退店。
僕自身、
前回から一年半ぶりの訪問となる今回。
かつてのような喜びを見出す事が出来ますでしょうか。
選んだコースはプリフィクスコースC(¥2,600)
前菜は、「紫芋とパンチェッタ、自家製リコッタチーズのスフォルマート
ゴルゴンゾーラチーズのソースと共に」
裏漉しの紫芋を型に嵌め、オーブンで焼いたもの。
紫芋の甘味と、パンチェッタの塩気。
そして濃厚なゴルゴンゾーラチーズのソース。
このバランスが癖になります。
メインは「ニュージーランド産仔羊背肉のローストと
その鞍下肉のポルペッタのソテー
黒無花果とフォンのソース」(+¥500)
気が付けば、
前回の訪問と同じメイン。
羊肉と付け合せの野菜の重ね焼は申し分ありません。
しかし黒無花果のソースの甘味と、からし菜の塩味がきつ過ぎて皿全体の輪郭がぼやけてしまっている気がします。
う~ん、僕が過去の幻影に束縛されてしまっているからなのでしょうか。
自然と満足度のハードルが上がっているようです。
料理もサービスも充分だとは思うのですが・・・。
そして、気になりましたのが途中の皿出しの滞り。
全て一人客で3名だけでの滞り。
以前から新生salsazuccaはディナーでの訪問を検討していただけに、これはかなりのネックです。
ご近所なら兎も角、区外から足を伸ばすとなると、正直二の足を踏んでしまいそうです。
salsazucca
サルサズッカ
http://www.sasahata.com/d060/index.html
03-3379-3339
東京都渋谷区笹塚3-19-2 1F
京王線笹塚駅を降り、水道道路を越えて十番商店街に入る。徒歩6分ほど。
12:00~14:00(L.O) ※ 土曜、日曜のみ
18:00~21:30(L.O)
定休日 水曜日・第1木曜日